おもうに

Our output wish us to be beyond them.

2019-01-01から1年間の記事一覧

駆動源の乾きついて

人は何によって動かされるのか、ということを相変わらずよく考えている。食欲でも好奇心でも使命感でも、それに従って動く姿は活力に溢れているし、そういう人はみんないい顔をしている。一方で、いい顔していない人もいる。悲しいことがあったとかそういう…

探し物と探し方について

なにかの鍵が必要となったとして、それが手元になく探さねばならない状況としよう。部屋の中をざっと見渡した程度では見当たらない。引き出しやカバン、財布の中など、おもい当たる場所を一通りみても見当たらない。藁にもすがるおもいで、工具箱の部品群に…

公的モチベについて

行動指針として打ち出しているように、かねてから自分は「人をのびやかにしたい」と言っている。のびのびとしている人の表情が好きだし、自分もそうなりたいし、誰かをそうしたい。では、実際どうすれば人をのびやかにすることができるのか。そもそものびや…

主体性と善き生について

先週末は、主体性について書こうとして、頓挫してしまった。原因も踏まえつつ、いま一度向き合いたい。チームとして何かを成し遂げる際は、みんなが主体性をもってことが理想的だ。なぜなら全員がそれぞれ同じ方向に進めば、互いに推進力となり、より大きく…

追体験について

体験というのは、技術の修得や物事の理解においてこれ以上ない手法であるとおもう。目的地までの地図を頭に入れたつもりでいても、実際に歩いてみればおもわぬ壁や崖が現れる。知ったつもりの道筋というのはまばらなもので、切り抜けなければならない核心は…

辞書を開くことについて

実は最近、いいものを買ってしまった。ほどよい重さ、他に類のない手触り、何だったらにおいもクセになる。そこそこの大きさでも机の上に置きたい気持ちにさせるそれというのは、類語辞典である。 『新明解類語辞典』 妻と本屋に出かけたときにたまたま出会…

好依存について

自分を動かしているのはいったい何か。好奇心や物欲など数ある要素のなかで、無視できないのが他人だ。他人によって自分のコントロールが失われ動けなくなることもある一方で、ひとりでは到底得られない推進力をもらえることもある。後者のような、良い影響…

スポーツとのすれ違いについて

"sport"という単語には「運動、競技」のほかに「娯楽、気晴らし」の意味があるように、スポーツは娯楽としての面がある。スポーツ庁創設の背景をちらっとみても、やはりまず楽しむものというスタンスだ。しかし自分にとってのスポーツはそうとは限らない。と…

見得について

【けむりの軍団】という演劇を観に行った。ことの発端は、七つ離れた姉からの猛プッシュであった。この劇団の公演は生きている間に一度は見ておけと、取るなら絶対にS席でいけと、そういうLINEが飛んできた。それまで演劇とはほとんど無縁であったし、今回の…

名づけについて

「つまいじ」という言葉がある。自分と妻の間で生み出され、自分と妻の間でのみ通用する言葉で、意味は「妻が大事であること」。使い方は、妻が大事だと感じたときに「これはつまいじだ」と言ってもよいし、何とはなしにただ「つまいじ」とつぶやいてもよい…

マウントの外し方について

「マウントを取る」といえば、一方的にまくしたてたりして相手よりも優位に立とうと威圧的な態度を取る、ような意味で通っている。傍から見て気持ちの良いものではない。取られたくもないし、自分からそれを人にしたくもない。仮に、みんながそのように考え…

写経について

ことしの7月からだったろうか。本を読む際、頭にひっかかった文章に付箋をはっておき、読んだあとでその文章を写経して記録する、という習慣を始めた。写経する場はGoogleのスプレッドシートを使用しており、本ごとにシートを区切って管理している。 付箋を…

選ぶための枠について

最近読んだ『正義とは何か』という本の中で、ケイパビリティ・アプローチというものを知りました。人が平等に与えられるべきはお金等の財産ではなく、何かを行ったり何かになったりするための実質的な自由である、という思想に従ってものごとを考えていくこ…

記事のサイズ感について

週に1度ペースで記事を書いていたけれど、ここのところできていない。理由は、引っ越しの準備とかで忙しかったから。…と言いたいところだけど、実際は書きたい内容をうまく形にできずにいたからだ。選挙のことや政治のこと、SNSのことファッションのことなど…

2019年7月編:近況について

ここ最近は自分のことで大きな動きがあった。すこし落ち着いたので、それらを書き殴っておこうとおもう。 ①転職が決まった ご縁あって6月に転職が確定し、9月から新たな場所にて働くことが決まった。大企業からベンチャーへ、産業機器制御設計からWEBエンジ…

人の仮編みについて

先週書いた「起点」は、しばらく自分の核となるテーマになりそうだ。正体不明を暴くにも起点が要だし、わざマシンもまさしく起点の一つだ。この起点をもっと見えやすく、触れやすくすることに、とても興味がある。起点をツールのように扱うことができれば、…

理解の起点について

まったく馴染みのない分野に手をだそうとして、少し専門的な本を読もうとしたとする。冒頭から読み進めたとして、はじめに、で言っていることはよくわかる。でもいざ本編を進めると、大量の見知らぬインプットに苦しくなり、文字を追うことが精一杯で内容が…

思考の下準備について

思考を止めないことが大事だと何度か言っているけれど、実際そうするにはコツがいる。なかでも重要とおもうのは、思考のための下準備をすることだ。環境が整わないままに、思考をするぞ、といっても大抵なにも動かない。環境が要因ということに当人は気づき…

2019年6月編:書くことについて

これの執筆を始めるまえに、別のテーマで書こうとして、途中でお蔵入りにした。それも2回。いま思い悩んでいることは、まさしく「書くことについて」。それならばということで、気まぐれながらも率直に、それについて考えてみようとおもう。現時点での自分…

プロメアと継承について

プロメアを、妻と観にいった。本当に、ほんとうによかった。 話したい良さはたくさんあるけれど、特に響いたポイントは「高揚感」と「生き様」だ。プロメアをみているときの高揚感は、自分ひとりでは到底到達できない領域だった。プロメアという世界を映画館…

自分を揺らすことについて

「自分を揺らす」という感覚を、この前の金曜日の夜に初めて掴んだ。最近の自分にとって新鮮な感覚だったし、ふりかえれば誰にとっても大切な感覚であるようにおもえるので、その経緯と内容を書き出してみたい。 おとといの土曜日は、自分が在籍していた大学…

2019年5月編:行動指針について

「おもうに」をはじめて4ヶ月と20日が経った。いまだに記事を書くのには大変なエネルギーが必要だけれど、そのおかげか、今までよりも自分がよく見えるようになった。今回の記事は、現時点でのそれの総括といってもいい。自分の行動指針について、書いてみよ…

つぎはぎのものづくりについて

自分は、ものを作ることが好きだ。いまもこれからも、それが製品でもサービスでも、ものを作る仕事に携わっていきたいとおもっている。なぜそうおもうか?いくつかある理由の一つを挙げれば、自分の作ったそれで、人がもっとのびやかになるのなら、それは素…

わざマシンと技術書について

ゴールデンウィークに厚めの技術書を一冊購入しました。一刻もはやく家に戻って読み込みたい気持ちでいっぱいで、大変わくわくしていたわけですが、このわくわくがどこか懐かしい。なにかで知っているな…なんだったか…とおもい返して気づいたのです。技術書…

2019年4月編:我が家のブームについて

現在の我が家のブームを紹介したい。こちらになります。 Party Parrot! これを活用すると、こうなる。 気でも狂ったか…とおもわれるかもしれないが、それは違う。これが実態だ。Parrotたちを見つけてきたのは妻(heutronica)なのだけれど、発見直後は二人でそ…

"勉強"の不運について

「勉強するのは好きですか?」という問いに、みなさんはどう答えるだろうか。NOと答える方が多いようにおもうし、YESとおもっていてもNOと答える方が無難、という方もいるようにおもう。一方で、「遊ぶのは好きですか?」という問いは、ほとんどの方がYESと…

仕事の響きについて

先日、歯医者にかかった。右奥歯周辺の歯茎が腫れたり治ったりを繰り返しているためで、診てもらうのは久しぶりになる。患部は過去に別の歯医者で治療してもらった歯のまわりらしく、そうだったかなとおもいながら、レントゲン室に向かった。患部の撮影を済…

他人の幸について

「他人の不幸は蜜の味」なんて言葉があります。人が不幸になるのを見て喜んだり面白がったりする意味で使われます。一見して、なんて悪趣味なんだとおもってしまいそうですが、人の不幸に興味がないといえば嘘になりますし、誰かが何かをやらかした、という…

2019年3月編:日常について

今回は少し角度を変えて、現在自分が過ごしている日常を一週間を通してつづってみたい。 月曜日から金曜日。睡眠時間を除いて「会社の時間」と「自分の時間」の割合がおよそ4:1になる日。朝はおおよそ6時30分前後に起きて7時に自宅を出発、会社に移動して…

エゴとエネルギーについて

物事は、全て自己満足に置き換えることができる。今日のあの人の行為も仲のよいあの人の好意も、どれも損得勘定でうまれた結果にすぎない。世の中ってそういうものだ、心してかからねば。 と、いう考え方を持っていたことを、最近ふと思い出した。いまより少…